2010年11月23日火曜日

トヨタなら3-4年ほどで乗り切るだろうが、韓国車は…

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中央日報 2010.11.23 08:51:02
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135133&servcode=200&sectcode=200

李大統領「トヨタなら3-4年ほどで乗り切るだろうが、韓国車は…」

李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、国会外交通商統一委員会に所属する議員との夕食会で、韓米自由貿易協定(FTA)追加交渉に関し、「牛肉に関して再協議はない」という趣旨の発言をしたと、複数の出席者が伝えた。

出席者によると、李大統領は年初に米国で発生した日本トヨタ自動車の大規模リコール事態が話題になると、
 「トヨタはこういう問題に直面しながらも3-4年は十分に乗り切られるほど、日本は経済的に先を進んでいる国」
とし、
 「ところが韓国の自動車企業はどれほど持ちこたえられるだろうか」
という趣旨の発言をしたという。

最近、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は
 「米国とのFTA交渉がずっと遅れる場合、韓国自動車に対する米国内の世論が悪化し、第2のトヨタ事態が発生するおそれもある」
と懸念している。
 李大統領の発言はこうした青瓦台内部の気流を反映したものとみられると、出席者は伝えた。

李大統領は
 「米国は自動車部門に関する要求をしているが、韓国自動車市場に及ぼす影響は非常に小さいはず」
という見方も示したという。
 議員らが
 「韓米FTAを締結すべきだという点には同意するが、その時期が気になる」
と述べると、李大統領は
 「交渉は長くかからない。国益を中心に考える必要がある」
と明らかにした。
 この発言はFTA交渉の早期妥結が必要だという点を強調する脈絡で出てきたと、出席者は説明した。




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2010年11月7日日曜日

「韓国の自動車市場は不公正」 フォードが全面広告

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朝鮮日報 記事入力 : 2010/11/06 11:01:30
http://www.chosunonline.com/news/20101106000024
http://www.chosunonline.com/news/20101106000025

「韓国の自動車市場は不公正」 フォードが全面広告

 米フォード自動車は4日付の米主要日刊紙12紙やオンラインメディアなどに、
 「韓国の自動車市場は不公正であり、これを正さなければ米国車は売れない」
という内容の全面広告を掲載した。

 この広告は、今月8日から9日にかけてソウルで開催される韓米自由貿易協定(FTA)の追加交渉を狙ったものだ。
 広告には大きな文字で、
 「韓国が52台の自動車を米国に輸出する間に、米国はわずか1台の自動車しか輸出できない」
と書かれている。

■フォードはFTAの不公正さを主張し両国市場で韓国メーカーをけん制

 この広告でフォードは、
 「われわれは自由貿易を信じているが、これ(韓米間の自動車貿易)は自由貿易ではない」
 「もし韓米FTAの内容が正されなければ、韓国は世界で最も閉鎖的な市場の一つになるだろう」
と非難した。
 さらに、
 「韓国で売れる自動車のうち、輸入車はわずか5%未満だ。これは米国だけでなく、日本車やドイツ車の輸入も、韓国で阻止されていることを示している」
と主張した。

 さらにフォードはインターネットを通じ、
 「韓国は為替を操作して輸入車の価格を引き上げている。これは、自分たちの車に補助金を支払っているようなものだ」
 「韓国政府による燃費規制や排出ガス規制は、米国車の販売において障害となっている」
とも非難した。

 産業研究院(KIET)のイ・ハング・チーム長は、
 「米自動車大手3社(ゼネラルモーターズ〈GM〉、ォード、クライスラー)の中で、フォードは特に韓国市場の公正性に問題があると主張している。
 これはフォードが、中小型車中心の韓国市場への進出を狙っているのと関連がありそうだ」
と語る。
 GM は韓国に100万台規模の工場(GM大宇)を保有しており、クライスラーは親会社フィアットとの合弁により、韓米FTAにはさほど関心を示していないとされる。



■ブランド価値や商品性に劣るため売れない原因を貿易障壁と主張

 フォードが掲載した広告について、仁荷大学経済学部の鄭仁教(チョン・インギョ)教授は、
 「米国車が韓国であまり売れない根本的な原因からは目を背け、市場が不公正だという主張ばかりを繰り返している」
と指摘する。

 フォードの主張は、基本的な事実関係に反するものだ。
 韓国市場での輸入車のシェアは5%以下ではなく、今年1-9月の時点では7%に達している。
 韓国での自動車販売台数は全体で94万6545台だが、そのうち輸入車(非公式輸入を除く)は6万6393台だった。
 さらに、自動車購入価格全体に占める輸入車のシェアは20%を上回る。
 これは、輸入車の価格が国産車に比べ平均3倍を上回るからだ。

 韓国の輸入車販売台数は、2005年までは年間3万台ほどだったが、その後は昨年まで年平均25%ずつ成長している。
 また、今年1-10月の輸入車販売台数は7万3957台で、これは前年同期に比べ52%増だ。
 韓国市場全体における輸入車のシェアは着実に拡大し続けているのだ。

 もちろん、輸入車がすべて同じように売れているというわけではない。
 今年1-9月に販売された輸入車の内訳を見ると、欧州車は65%、日本車は 25%を占めたが、米国車はわずか8.5%だった。
 これは、米国車のブランド価値や商品性が乏しく、韓国のユーザーあまり好まないためで、韓国市場が閉鎖的だからではない。

■米企業であるGM大宇を合計すれば米国車のシェアは10%超

 米国車は世界のどの国にもあまり輸出されていない。
 昨年の米国車全体の輸出台数は75万台だった。
 それも周辺の無関税国、カナダやメキシコを除けばわずか32万台だ。

 韓国市場での米国車のシェアを計算する場合、米企業のGM大宇の販売台数を含めると、韓国市場での米国車のシェアは10%を上回る。
 BMRコンサルティングのイ・ソンシン代表は、
 「フォードによる今回の広告戦略は、逆に韓国ユーザーの反感を買う可能性もある」
とコメントした。




 これから、いろいろな手段で「韓国車タタキ」がはじまってくるでしょう。
 ようは、相手国、相手企業への心配りというものが大切だということである。
 トヨタはそれを踏みにじった。
 だからやられた。
 「品質がいいから」に一辺倒では危険だということ。
 相手のことも考えなさい、ということだろう。
 自分だけの主張を強弁しても、最後はトヨタのようになる。
 
 さて、広告を打っておいて、それから「タタキ」がはじまる。
 常套手段だろう。



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