2010年11月23日火曜日

トヨタなら3-4年ほどで乗り切るだろうが、韓国車は…

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中央日報 2010.11.23 08:51:02
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135133&servcode=200&sectcode=200

李大統領「トヨタなら3-4年ほどで乗り切るだろうが、韓国車は…」

李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、国会外交通商統一委員会に所属する議員との夕食会で、韓米自由貿易協定(FTA)追加交渉に関し、「牛肉に関して再協議はない」という趣旨の発言をしたと、複数の出席者が伝えた。

出席者によると、李大統領は年初に米国で発生した日本トヨタ自動車の大規模リコール事態が話題になると、
 「トヨタはこういう問題に直面しながらも3-4年は十分に乗り切られるほど、日本は経済的に先を進んでいる国」
とし、
 「ところが韓国の自動車企業はどれほど持ちこたえられるだろうか」
という趣旨の発言をしたという。

最近、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は
 「米国とのFTA交渉がずっと遅れる場合、韓国自動車に対する米国内の世論が悪化し、第2のトヨタ事態が発生するおそれもある」
と懸念している。
 李大統領の発言はこうした青瓦台内部の気流を反映したものとみられると、出席者は伝えた。

李大統領は
 「米国は自動車部門に関する要求をしているが、韓国自動車市場に及ぼす影響は非常に小さいはず」
という見方も示したという。
 議員らが
 「韓米FTAを締結すべきだという点には同意するが、その時期が気になる」
と述べると、李大統領は
 「交渉は長くかからない。国益を中心に考える必要がある」
と明らかにした。
 この発言はFTA交渉の早期妥結が必要だという点を強調する脈絡で出てきたと、出席者は説明した。




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2010年11月7日日曜日

「韓国の自動車市場は不公正」 フォードが全面広告

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朝鮮日報 記事入力 : 2010/11/06 11:01:30
http://www.chosunonline.com/news/20101106000024
http://www.chosunonline.com/news/20101106000025

「韓国の自動車市場は不公正」 フォードが全面広告

 米フォード自動車は4日付の米主要日刊紙12紙やオンラインメディアなどに、
 「韓国の自動車市場は不公正であり、これを正さなければ米国車は売れない」
という内容の全面広告を掲載した。

 この広告は、今月8日から9日にかけてソウルで開催される韓米自由貿易協定(FTA)の追加交渉を狙ったものだ。
 広告には大きな文字で、
 「韓国が52台の自動車を米国に輸出する間に、米国はわずか1台の自動車しか輸出できない」
と書かれている。

■フォードはFTAの不公正さを主張し両国市場で韓国メーカーをけん制

 この広告でフォードは、
 「われわれは自由貿易を信じているが、これ(韓米間の自動車貿易)は自由貿易ではない」
 「もし韓米FTAの内容が正されなければ、韓国は世界で最も閉鎖的な市場の一つになるだろう」
と非難した。
 さらに、
 「韓国で売れる自動車のうち、輸入車はわずか5%未満だ。これは米国だけでなく、日本車やドイツ車の輸入も、韓国で阻止されていることを示している」
と主張した。

 さらにフォードはインターネットを通じ、
 「韓国は為替を操作して輸入車の価格を引き上げている。これは、自分たちの車に補助金を支払っているようなものだ」
 「韓国政府による燃費規制や排出ガス規制は、米国車の販売において障害となっている」
とも非難した。

 産業研究院(KIET)のイ・ハング・チーム長は、
 「米自動車大手3社(ゼネラルモーターズ〈GM〉、ォード、クライスラー)の中で、フォードは特に韓国市場の公正性に問題があると主張している。
 これはフォードが、中小型車中心の韓国市場への進出を狙っているのと関連がありそうだ」
と語る。
 GM は韓国に100万台規模の工場(GM大宇)を保有しており、クライスラーは親会社フィアットとの合弁により、韓米FTAにはさほど関心を示していないとされる。



■ブランド価値や商品性に劣るため売れない原因を貿易障壁と主張

 フォードが掲載した広告について、仁荷大学経済学部の鄭仁教(チョン・インギョ)教授は、
 「米国車が韓国であまり売れない根本的な原因からは目を背け、市場が不公正だという主張ばかりを繰り返している」
と指摘する。

 フォードの主張は、基本的な事実関係に反するものだ。
 韓国市場での輸入車のシェアは5%以下ではなく、今年1-9月の時点では7%に達している。
 韓国での自動車販売台数は全体で94万6545台だが、そのうち輸入車(非公式輸入を除く)は6万6393台だった。
 さらに、自動車購入価格全体に占める輸入車のシェアは20%を上回る。
 これは、輸入車の価格が国産車に比べ平均3倍を上回るからだ。

 韓国の輸入車販売台数は、2005年までは年間3万台ほどだったが、その後は昨年まで年平均25%ずつ成長している。
 また、今年1-10月の輸入車販売台数は7万3957台で、これは前年同期に比べ52%増だ。
 韓国市場全体における輸入車のシェアは着実に拡大し続けているのだ。

 もちろん、輸入車がすべて同じように売れているというわけではない。
 今年1-9月に販売された輸入車の内訳を見ると、欧州車は65%、日本車は 25%を占めたが、米国車はわずか8.5%だった。
 これは、米国車のブランド価値や商品性が乏しく、韓国のユーザーあまり好まないためで、韓国市場が閉鎖的だからではない。

■米企業であるGM大宇を合計すれば米国車のシェアは10%超

 米国車は世界のどの国にもあまり輸出されていない。
 昨年の米国車全体の輸出台数は75万台だった。
 それも周辺の無関税国、カナダやメキシコを除けばわずか32万台だ。

 韓国市場での米国車のシェアを計算する場合、米企業のGM大宇の販売台数を含めると、韓国市場での米国車のシェアは10%を上回る。
 BMRコンサルティングのイ・ソンシン代表は、
 「フォードによる今回の広告戦略は、逆に韓国ユーザーの反感を買う可能性もある」
とコメントした。




 これから、いろいろな手段で「韓国車タタキ」がはじまってくるでしょう。
 ようは、相手国、相手企業への心配りというものが大切だということである。
 トヨタはそれを踏みにじった。
 だからやられた。
 「品質がいいから」に一辺倒では危険だということ。
 相手のことも考えなさい、ということだろう。
 自分だけの主張を強弁しても、最後はトヨタのようになる。
 
 さて、広告を打っておいて、それから「タタキ」がはじまる。
 常套手段だろう。



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2010年10月24日日曜日

ソナタ星五つ、カムリ星三つ=NHTSA

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記事入力 : 2010/10/24 05:35:27
http://www.chosunonline.com/news/20101024000006
http://www.chosunonline.com/news/20101024000007

ソナタ星五つ、カムリ星三つ=NHTSA

 現代自の「ソナタ」は今月5日(現地時間)、米国運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)が新たに採用した自動車安全評価で、最高等級の星五つを獲得した(これは今年7月2日以降の米国現地生産分で、それ以前の生産分は星四つ)。評価対象となった33車種の中で最高等級を獲得したのは、BMWの「5シリーズ」と「ソナタ」だけだった。ソナタの競合車種として米国市場でファミリーセダンの販売トップを行くトヨタの「カムリ」は星三つにとどまった。一方、起亜自の「K5」は今回の評価対象に含まれなかった。



1. NHTSAの新たな安全基準、何が変わったのか

 NHTSAの新たな安全評価基準は、従来の評価基準を大幅に強化したものだ。各メーカーの安全度が向上し、最高等級を獲得する自動車が増えたことで、従来の評価基準が説得力を失ってしまったのだ。

 新たな評価基準では、搭乗者への傷害、特に首の負傷など深刻な後遺症を残す可能性に対しては審査が非常に厳しくなった。中でも、側面衝突試験では、90度の衝突試験だけではなく、電灯や街路樹をかすめるように衝突する状況を想定した衝突試験も追加された。また、これまでは成人男性の平均的な体型に合わせたダミー(衝突試験用人体模型)だけを使用してきたが、新たな評価基準では女性ドライバーなどさまざまな体型のダミーが使われた。これにより、これまで最高等級が付与されていた車種が、新たな評価基準の適用で一挙に脱落する事態が発生してしまったのだ。

2. ソナタが最高等級を獲得した意味

 星五つを獲得したのは、「ソナタ」とBMWの「5シリーズ」だけだった。一般的にBMWの「5シリーズ」のような後輪駆動車は前輪駆動車よりも、正面衝突した際の安全性が確保されやすい。前輪駆動車は前方にエンジンや変速機などの重い機械類が集中しており、正面衝突時に乗客を保護するためには多くの技術を必要とする。こうした中、「ソナタ」は前輪駆動車であるにもかかわらず、BMWの「5シリーズ」と同じ等級が付与された。「ソナタ」の最高等級獲得が引き立つ理由がまさにここにある。

3. NHTSAがソナタの7月2日以降の生産分に限り最高等級を与えた理由

 新型「ソナタ」は昨年12月に米国での生産を開始した。NHTSAは、量産初期に当たる今年2月にも安全試験を実施し、新たな評価基準で「ソナタ」に星四つを付与していた。しかし、現代自は「2月の生産分は量産初期段階のもので、その後は品質面や安全面での改善作業を行ったため、試験をもう一度やり直してほしい」と要請した。現代自は、7月2日以降の米国生産モデルに対し、構造的に弱い部分に補強材を入れるなど、問題の解決に当たった。 NHTSAはこれを受け入れ、再び試験を行い、星五つを獲得することになった。その後NHTSAは、7月1日以前の生産分については星四つ、それ以降の生産分については星五つと区分するようになった。

4. 韓国内需向けのソナタも同等の安全基準を期待できるか

 現代自は「車体の構造的安全性は同じだ」と主張する。しかし、米国製の「ソナタ」と韓国製の「ソナタ」の間には、安全装置の面で多少の違いがある。

 まず米国製は、前面はもちろんのこと、サイドやカーテンに至るまでエアバッグが標準装備となっているのに対し、韓国製(昨年9月発売)はサイドやカーテン・エアバッグが今年4月1日から標準装備されることになった。また、前面エアバッグの場合、米国製には、搭乗者の体格や体重によってエアバッグの膨らみ具合を調節することで、エアバッグによる「2次傷害」を減らす「アドバンスト・エアバッグ」が使用されているのに対し、韓国製にはこうした機能がない安価な「デパワード・エアバッグ」(爆発力低減式)が採用されている。

 米国製には、突然のタイヤパンクに伴う事故を減らすために、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)が標準搭載されているが、韓国製には最高級モデルにしか搭載されていない。また、米国製には後部座席の真ん中の席にもヘッドレストと肩、骨盤の3点を支持する3点式シートベルトが装備されているのに対し、韓国製にはヘッドレストを除いた骨盤だけの2点式シートベルトが装備されている。

5. カムリが星三つにとどまった理由は何か

 トヨタの「カムリ」には、後方から追突された際に前部座席のヘッドレストが前方に飛び出してしまうタイプのものが搭載されていて、首の負傷を減らす「アクティブヘッドレスト」が搭載されていないことが問題とされた。ちなみに、韓国で販売されている「カムリ」と「カムリ・ハイブリッド」にも「アクティブヘッドレスト」は装備されていない。一方、ソナタは米国製はもちろんのこと、韓国製にも「アクティブヘッドレスト」が標準装備されている。また、搭乗者が女性の場合、正面とサイドからの衝突試験で安全性が星二つと、非常に低く評価されたのが痛手となった。





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2010年10月15日金曜日

中央日報から:「現代自はリコールしたがむしろ良い点数を得た」

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2010.10.15 10:18:42
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133905&servcode=300&sectcode=320

米ディーラー「現代自はリコールしたがむしろ良い点数を得た」

「現代(ヒョンデ)自動車は米国で『ソナタ』をリコールしながら、消費者からむしろ良い点数を得た。
 すばやい対応のためだ。時間をずるずる引き延ばした日本のトヨタとは確実に違う」。

米フロリダ州ニューポートリッチーで現代自動車のディーラー店を運営するスコット・フィンク氏の言葉だ。
 14日にソウル良才洞(ヤンジェドン)の現代自動車本社で本紙記者と会ったときの話だ。
 現代自動車は今年米国で新型「ソナタ」を2度にわたりリコールした。
 2月にドアロック装置の欠陥で1300台余りを、先月にはステアリング装置の欠陥の可能性のため13万9500台をリコールした。
 品質管理に問題が起きたのではないかとの懸念が出た理由だ。

しかし米国でこの車を販売しているフィンク氏の考えは違った。
 「車は機械であるため時には問題が起きることもある。どのように対応するかが最も重要だ」
と話す。
 「あまりに遅く対応し米国政府と消費者を怒らせたトヨタと違い、現代自動車はディーラー・消費者にすぐに通知した」
との主張だ。

現代自動車の米国ディーラー17人は会社の招きで12日から4日間にわたり韓国を訪れている。
 13日には鄭夢九(チョン・モング)会長と懇談会も行った。
 フィンク氏は
 、「鄭会長の発言内容はほとんど品質についてのものだった」
と明らかにした。
 懇談会に同席した現代自動車米国販売法人(HMA)のジョン・クラフチック社長は、
 「現代自動車が過去に主に生産拡大と競合の動向に神経を尖らせていたとするならば、いまは消費者が会社の生産量を決定し品質を判断するという哲学に変わった。鄭会長もこうした“哲学の変化”を強調した」
と話している。

現代自動車は今年1~9月に米国市場で4.8%のシェアを記録している。
 起亜自動車を合わせれば7.9%で、GM、フォード、トヨタ、ホンダ、クライスラーに次いで6位だ。
 「ソナタ」は米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が実施した新車安全度評価で最高等級の星5つを取得している。
 33種類の新車のうち「ソナタ」とBMW「5シリーズ」だけがこの等級を獲得した。
 HMAのデービッド・ジュコフスキー販売担当副社長は、
 「BMWの半分の価格で同じ安全度のソナタを買えるという点を掲げているが効果は良い」
と話している。
 この日会った現代自動車の米国ディーラーは強い自負心を示した。
 米ニューヨーク州クイーンズバレーで現代自動車のディーラー店を運営するマーク・ガビー氏は、
 「品質は日本車に決して劣っていないと思う」
と話す。
 フロリダ州のフィンク氏は、
 「うちのディーラー店は最近の月間販売台数が近くのトヨタディーラー店の2倍を超える」
と誇る。
 しかしまだブランドイメージ改善が必要だとの指摘も出された。
 フィンク氏は
 「潜在顧客と会ってみれば現代自動車の製品を買おうと思ったことが一度もないという人が多い。消費者の意識も日本車や欧州車には及ばない」
と話している。





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2010年10月14日木曜日

中央日報から:韓国車の安全度、世界レベルに

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中央日報 2010.10.14 10:15
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133867&servcode=300&sectcode=320

韓国車の安全度、世界レベルに

33車種のうちわずか2車種。
 米高速道路交通安全局(NHTSA)が今年から基準を大幅に強化した新車安全度評価で最高等級(5ツ星)を受けた車だ。
 現代(ヒョンデ)自動車「ソナタ」(2011年型)とBMW5シリーズだけが最高等級を受けた。

NHTSAは今月初め、評価結果を発表した際、
 「従来の方式ではあまりにも多くの車が最高等級を受け、弁別力がなかった」
と、基準を強化した理由を説明した。

実際、その間、頭・胸のけがの程度だけを測定した正面衝突試験に、今年からは首・大腿部のけが項目が追加された。
 胸部傷害に限られていた側面衝突も腹部・骨盤まで対象が広まった。
 各項目の点数に加えて総合等級を付けたのも今回が初めてとなる。
 このように厳格になった安全度評価で国産車が最高等級を受けたのは、韓国車の安全度が世界レベルに達したことを意味する。

GM大宇(デウ)の軽自動車「マティスクリエイティブ」も安全性が高い国産車だ。
 マティスは今年、国土海洋部主管の国内新車安全度評価で衝突安全性1位を受けた。
 特にマティスは歩行者安全分野で調査対象5車種のうち最高点数を受けた。
 昨年の欧州新車安全度評価(EURONCAP)では4ツ星(5ツ星が最高)を受けた。
 GM大宇の関係者は「車体が小さく相対的に衝撃に弱い軽自動車としては、世界的な水準の安全度が認められたということだ」と述べた。

GM大宇の車は事故が発生した際に生じる修理費が相対的に少ないという長所もある。
 昨年の保険開発院の調査によると、「ラセッティプレミア」「ウィンストーム」などのGM大宇車は他の会社の同級車に比べ、修理費が最高50%以上も少なかった。

ルノー三星(サムスン)車は今後、世界舞台で安全性検証をさらに受けなければならない状況だ。
 08年に「QM5」が欧州で安全度評価を受けたが、他の主力車種である新型SM5、SM3、SM7はまだ海外の評価結果がない。
 ただ、中型車の新型SM5は同級車より一段階進化したエアバッグを使用しているのが強みだ。
 この車は運転手の位置、安全ベルト着用などをセンサーで感知し、衝撃の程度によってエアバッグが作動する。





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2010年10月5日火曜日

中央日報から:今年の自動車リコール、過去5年間で最多


ⓒ 中央日報/Joins.com  2010.10.04 16:52:10
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133556&servcode=300&sectcode=320
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133557&servcode=300

今年の自動車リコール、過去5年間で最多

自動車産業と関連し「今年の言葉」として有力視されているものがある。
  「リコール(Recall)」だ。
 世界自動車業界1位の日本トヨタ自動車は年初から膨らんだ大量リコール事態で、数十年間築いてきた品質神話に亀裂が生じた。

現代(ヒョンデ)自動車も先月26日、米アラバマ工場で生産した新型「ソナタ(YF)」13万9500台をリコールした。
 国内では依然としてリコールに対して否定的な認識がある。
 しかしリコールは企業が事故を事前に防ぐために消費者にサービスを提供することだ。
 このため品質不良とは区別すべきだという主張もある。

交通安全公団自動車性能研究所のシン・ジェスン部長は
 「すでに国内自動車業界でも、政府から強制リコール命令を受ける前に自発的にリコールをするほうがよいという認識が広がっている」
とし
 「国内消費者の間でも最近リコールを肯定的に考える人が増えている」
と述べた。

◇:今年のリコール、過去5年で最多=国内でのリコールは92年の自動車管理法改正で制度化された。
  自動車性能研究所の集計によると、92年から今年8月までの国産車と輸入車のリコール対象車両は962車種、計627万9776台。
  今年1-8月の国内車と輸入車のリコール対象車は52車種・22万70台だった。

台数で見ると、すでに昨年の15万8824台を超えており、過去5年間で最高となった。
 1万台以上をリコールした車種だけでも6車種。
 このうち7月にリコールが実施されたルノー三星(サムスン)「ニューSM3」が5万9410台で最も多い。
 4月にリコールしたレクサスES350は1万1232台。

リコールの理由はさまざまだ。 エンジンと燃料系統の問題でリコールした車種が16車種で最も多い。
 「ニューSM3」は燃料タンク内の蒸発ガスを排出するバルブが完全に閉まらずリコールした。
 燃料がエンジンに誤って入ってエンジンが振動し、ひどい場合はエンジンが止まることもあるからだ。
 6月にリコールを実施した起亜(キア)「モーニング」(2万777台)も燃料注油口のパイプが冬にまかれた塩化カルシウムと反応して亀裂が発生するケースだ。

◇:消費者は不満も=国内で最近リコールと関連して最も頭を悩ませているのは現代車グループとルノー三星車だ。
  現代車の場合、国内消費者と海外消費者の間の公平性問題が提起される。
  先月米国でリコールしたYFソナタと同じ部品を使用した内需用の車に対してはリコールしていない。

ソナタ同好会は
 「内需用ソナタのステアリングも問題がないか点検すべきだ」
と指摘したが、現代車は
 「部品の欠陥ではなくアラバマ工場の組立過程のミスである可能性が高く、国内で生産したソナタにはいかなる問題もない」
と釈明した。

ルノー三星の場合、部品供給が円滑でなく、問題が生じている。
 ルノー三星は7月、ニューSM3のリコールを実施したが、部品センター統合問題と休暇シーズンが重なり、消費者の不満が高まっている状況だ。
 ルノー三星の関係者は
 「リコール部品について優先的に供給している」
とし
 「今月中に部品供給問題は解決される見込み」
と述べた。






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2010年10月4日月曜日

ルポ:ロシアで国民企業目指す現代自動車


記事入力 : 2010/10/03 09:43:59
http://www.chosunonline.com/news/20101003000010
http://www.chosunonline.com/news/20101003000011
ルポ:ロシアで国民企業目指す現代自

  9月18日(以下現地時間)、ロシアのモスクワ市内に位置したトベルスカヤ4番地を訪れた。赤の広場とクレムリン宮殿から300メートルほど離れた所に今 年5月、現代自の展示場がオープンした。LED(発光ダイオード)を使用した派手な看板とガラス窓の向こうに見える新車が人目を引く。韓国でいえば、ソウ ル・光化門のど真ん中に外資系自動車メーカーの展示場がオープンしたような格好だ。

■モスクワの中心街に展示場

 現代自 のモスクワ展示場は、「現代」というブランドを現地人に知らせるための宣伝塔の役目を果たす。中に入ると現代自の歴史や開発現況、歴代車種のポスターなど が壁面を飾っている。こうした展示場は、韓国でも探すのは困難だ。同展示場では、韓国映画を上映したり、写真展を開いたり、有名人を招いて講演会も行われ たりする。

 建坪580平方メートル(約175坪)に地下1階から地上2階の建物は決して広くはないものの、外資系メーカーがこの地に展 示場を出す、というのは極めて「異例のこと」だという。マーケティング担当のティコヌラボバさんは「展示場が位置するこの通りは、ロシアの中産階級がよく ショッピングを楽しむ所だ。ここを拠点に現代自の認知度を高め、文化的な交わりを目指す」と話した。

■ロシアの中産階級狙ってエクウスなども展示

 モスクワ東部の郊外にある有名な通りには、今年2月にオープンしたロシア最大規模の現代自の展示場がある。1万1000平方メートル(約3300坪)の大きな敷地に整備工場まで完備した。

  ここで最も人気を呼んでいるのは、35万-40万ルーブル(約96万-110万円)の小型車「ゲッツ」(韓国国内名はクリック)だが、230万ルーブル (約633万円)以上する大型セダン「ジェネシス」に関心を示す人も少なくなかった。今月末に発売予定の新型ソナタ(YF)は、早々にカタログがなくなっ た。

 同展示場で総括マネージャーを務めるフォーキンさんは、「ロシアの中産階級にとって、現代自は現実味のあるドリームカー」と話す。 現代自の場合、エントリークラスの小型車から大型SUV(スポーツタイプ多目的車)、高級セダンに至るまで選択の幅が広く、中産階級の「懐具合」がよくな れば、ジェネシスなど高級車の購入につながる可能性が高いというのだ。現代自は近くエクウスをロシア市場で発売する計画だ。

■今年の販売目標は7万5000台、来年には13万台

 ロシア販売法人(HMCIS)で法人長を務めるチョ・ギョンレさんは18日、「今年はロシアで昨年比27%増の計7万5000台を販売する。来年以降は販売台数が13万-15万台にまで増える」と見込んでいる。

  現代自は9月21日、ロシアのサンクトペテルブルクで年産15万台規模の現地工場の竣工式を行った。同工場では来年1月から新型ベルナのロシア現地戦略モ デル(プロジェクト名はRBr)が生産される。これについて、チョ法人長は「この車を“ロシアの国民車”として育成し、名実共に1位となる」と意気込みを 語った。

 同車種は現代自初の「ロシア製」でもある。現代自はこの点を強調し、ブランドの現地化に力を注ぐ方針だ。

 昨 年ロシアの輸入車市場は最悪の景気に見舞われた。景気低迷で市場規模が2008年の290万台から昨年は147万台へと半分近くにまで減ったほか、ロシア 政府が自国の自動車産業を保護するために輸入車に対する関税を30%にまで引き上げてしまったためだ。これを受け、現代自をはじめ、トヨタ、日産、ゼネラ ルモーターズ(GM)、フォルクスワーゲンなどの各メーカーは、現地生産台数を増やしている。輸入車販売台数で先月1位になった起亜自は、現地での生産割 合が実に84%にも上る。

 最後にチョ法人長は、「今年から現地工場を本格的に稼動する。現在休業状態にあるロシアの現地メーカーの工場で現代自の商用車生産を進めるなど現地生産を増やし、ロシアの“国民企業”として成長していく考え」と抱負を語った。




中央日報から 2010.10.06 18:12:52
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133637&servcode=300&sectcode=320
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133638&servcode=300&sectcode=300

現地化された韓国車、世界市場に広がる

韓国産の‘現地型’自動車が世界自動車市場に食い込んでいる。
 徹底した現地化を通してグローバル競争に臨んでいるのだ。

「アバンテ」を中国人の好みに合わせて開発した「悦動」は、現代(ヒョンデ)自動車の中国市場攻略の先鋒となっている。
 先月の中国市場で、現代車の販売台数の3割にのぼる2万2123台がこのモデルだった。

ルノー三星(サムスン)自動車は新型SM5の内需・輸出モデルの構成を変えることにした。
 国内ではガソリン2.0LエンジンにエクストロニックCVT(無段変速機)を付けたが、欧州輸出型はディーゼル2.0Lエンジンに6段手動変速機を搭載したモデルが主力だ。
 ガソリン価格が安い中東・南米ではガソリン2.5Lエンジン、6段自動変速機の車に重点を置いている。

◇「現地化性能」に焦点=最近、最も積極的に現地戦略型の車を出しているのが現代車だ。
 先月、ロシア向けの小型車「ソラリス」と欧州型小型多目的車(MPV)「ix20」の2モデルを発表した。
 鄭夢九(チョン・モング)現代・起亜(キア)車グループ会長は先月21日、同社のロシア・サンクトペテルブルク工場竣工式に出席し、「ロシアの顧客向けに特別にデザインした車をロシア工場で生産する計画」と述べながら「ソラリス」を広報した。

「ソラリス」は、国内で11月から販売される「ベルナ」の後続モデル「アクセント」を、ロシアの環境に合わせて開発した車だ。
 寒くて雪が多い天気を考慮し、低温でもエンジンがかかりやすいバッテリーと4リットルの大容量ウォッシャータンクを搭載した。
 現代車が08年に中国市場に出した「悦動」は開発費に650億ウォンが投入された。
 大きくて豪華な車を好む中国人の好みを勘案し、車体の全長・全幅を従来のアバンテより大きく設計し、後ろのナンバープレートには輝くクロムメッキを施した。
 続いて登場した中国型ソナタ「領翔」も基盤となったNFソナタより15ミリ長い。

起亜自動車は欧州でのみ販売する「シード」「ベンガ」などのモデルに情熱を注いでいる。
 「シード」はハッチバック、「ベンガ」は座席を動かして荷物を積めるMPVだ。
  起亜車関係者は「ハッチバック、MPVともに欧州で人気の車種」と説明した。

GM大宇(デウ)は欧州・中東国家のうち海辺が多い国に輸出する「トスカ」(輸出名シボレーエピカ)の亜鉛メッキ比率を高める。
 塩分の影響で車が腐食するのを防ぐためだ。

◇車名も現地化=現地化された車は名前も現地人に馴染みやすい車名に改められる。
 「ソラリス(Solaris)」はロシア顧客の公募で決めた名前だ。
 ラテン語で「太陽」を意味する。
 会社関係者は「ロシア人がよく知る映画監督、故アンドレイ・タルコフスキーの映画タイトルと同じ名前なので、容易に認知度を高められる」と述べた。
 現代車の「悦動」は「運転の楽しさ(悦)」を与える「躍動的(動)」な車という意味だ。

起亜車の中国型フォルテの「福瑞迪」は従来の車の名前と発音が似ている。
  「成功のために進取的に行く」という意味が込められている。
  欧州型MPV「ベンガ(Venga)」は「行こう(Let’s Go」という意味のスペイン語から付けられた。

GM大宇は輸出モデルにGMのシボレーブランドを主に付け、ルノー三星はルノーと日産のブランドで輸出する。
 GM大宇の「ラセッティプレミア」は「シボレー・クルーズ」、ルノー三星の「ニューSM5」は「ルノー・ラティチュード」として輸出される。
 GM大宇の関係者は「海外では自体ブランドより親会社のブランドがよく知られているため」と述べた。







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2010年9月29日水曜日

サーチナニュースから:

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サーチナニュース 2010/09/29(水) 09:44
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0929&f=business_0929_042.shtml

「中国の反日感情、ヒュンダイ自動車に好機」、シェア拡大の見通し=韓国

  尖閣諸島(中国名:釣魚島)沖で発生した衝突事件で、日中関係に依然と対立が続いていることは、韓国の輸出産業には有利に働くとの見方が韓国で浮上した。
 複数の韓国メディアが韓国投資証券の分析結果をもとに、「日本の企業と競争している現代(ヒュンダイ)自動車には好機だ」と伝えている。

  尖閣諸島をめぐる対立激化による中国内の反日感情の高まりは、中国に進出している日本の自動車メーカーの販売にも否定的な影響を与えると主張し、日本の自動車メーカーと競争している現代自動車には肯定的に働くと主張、
「中国の反日感情の最大の受益者は現代自動車になる」
と指摘する。

 日本の自動車メーカーは積極的な投資と高いブランドの認知度でシェアを伸ばしてきた。
 しかし、トヨタとホンダの相次ぐリコール騒動に加え、労使の紛争などで中国における日本の自動車メーカーのシェアが下落。
 韓国メディアは「このような傾向は領有権紛争でさらに加速化する」との見方を示し、シェアの拡大を前向きだ。

  さらに、尖閣諸島をめぐる対立は簡単に静まらないとみて、現代自動車を含む造船・鉄鋼・電気電子・石油化学・機械など、中国で日韓の競合度が高い産業で韓国が有利になると分析する。
 また、中国政府が安全問題を理由に日本への旅行を自制するように呼び掛けていることから、韓国を訪れる中国人観光客が増加するとの見方を示した。





サーチナニュース 2010/09/29(水) 08:16
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0929&f=national_0929_026.shtml

中国人消費者、韓国の自動車は好き?ヒュンダイは欲しい?

 ステアリングに欠陥があるとして、韓国の現代(ヒュンダイ)自動車は米国で製造・販売されたソナタ約14万台をリコールすると発表した。

  米国の消費者からステアリングの不具合に関する苦情を受理した米道路交通安全局(NHTSA)が、8月から関連調査を行った結果、一部の車両でステアリング装置に不具合が見つかったという。
 これに対し、韓国メディアは、
 「米の現代たたきが本格化した」
と懸念を示している。

  世界一の自動車市場である中国において、現代自動車は現地の北京汽車とともに北京現代汽車を展開しているが、中国人消費者は現代自動車についてどのようなイメージをもっているのだろう。
 サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が中国人を対象に、
 「韓国の自動車は好きか?」
との調査を行ったところ、23.31%が「好きだ」と回答した一方、「嫌いだ」、もしくは「興味がない」と回答したのは76.69%に達した。

  また、米国でステアリングに不具合が見つかり、リコールとなったソナタについて、調査対象者の21.91%が「購入したい」と回答。
 40.84%が「購入したくない」とした一方で、37.25%が「分からない」と回答した。




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【社説】現代自、トヨタの二の舞いにならないために

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記事入力 : 2010/09/28 08:45:17
http://www.chosunonline.com/news/20100928000014

【社説】現代自、トヨタの二の舞いにならないために

 現代自動車が米アラバマ工場で生産した新型「ソナタ」14万台のリコールを発表した。
 ハンドル装置に不具合があるとの届けが米運輸省道路交通安全局に2件あり、同局が現代自の米国販売モデル全車種を調査することになったための措置だ。
 現代自は「米国工場での組み立て過程で、ハンドルのボルトが適切に取り付けられていなかったため」と説明した。
 部品の構造的な欠陥ではなく、単純な組み立てミスによる問題とのことだ。

 現代自の説明通りなら、今回のリコールは米国市場での販売の大きな打撃にはならないだろう。
 まだハンドルの問題による事故やけが人の報告はないため、リコール問題の波紋が広がることはないとみられる。
 しかし今回の問題を契機に、品質管理システムをチェックする必要がある。
 韓国でも昨年2月、新型「ソナタ」のドアが完全に閉まらないという不具合が見つかり、4万 6000台がリコールの対象となった。
 短期間で販売が急増し、品質管理能力の限界があらわになったとの指摘も出ているという。
 現代自の米国市場でのシェアは、世界最大手トヨタの大規模リコール問題で、8月までの20カ月間伸び続けた。
 現代・起亜自の世界市場でのシェアは9.3%と、過去最高水準だ。

 自動車部品サプライヤーは現代・起亜自の海外販売急増により、休日返上で工場をフル稼働しているが、注文量に追い付かない状況だという。
 納期に合わせるために無理をすると、品質管理に問題が発生する可能性も高まる。
 トヨタが大規模リコールで苦境に陥ったのも、2000年以降、海外生産能力を高める過程で品質管理がずさんになったからだ。
 現代自が現在のように「拡張戦略」を推し進めれば、トヨタの二の舞いになる恐れがある。
 海外市場の攻略を通じて世界自動車業界のメジャー会社に躍進するのも重要だが、これを支える品質管理システムを備えるためのスピード調整を検討する時期が来ているといえる。




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2010年9月28日火曜日

中央日報から:東亜日報から:IBTimesから

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ⓒ 中央日報/Joins.com から 2010.09.28 08:19:53
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133344&servcode=300

現代車「ソナタ」 なぜ韓国ではリコールしない?

現代(ヒョンデ)自動車が米国で生産した2011年型YFソナタのステアリング問題で大規模リコールを決めたが、同じ部品を使用した国内車はリコールせず、消費者が疑問を抱いている。

現代車は昨年12月11日から今年9月10日までアラバマ工場で生産した「ソナタ」13万9500台全量をリコールした。
 理由はステアリングホイール(ハンドル)とステアリングシャフトが切断され、方向が調整されないという問題が見つかったからだ。
 問題になった部品は現代モービス浦升(ポスン)工場(京畿道平沢所在)で生産し、アラバマ工場に輸送されたものだ。

今回の米国リコール車と同じ現代モービス浦升工場のステアリングを搭載した国内車は、今年6月から生産・販売された2011年型ソナタ2.0(約1万6300台)と昨年11月から生産したソナタ2.4GDI(約3000台)。起亜(キア)車「K5」も同じステアリングを使用している。

これについて現代車の関係者は「部品の欠陥ではなくアラバマ工場の組み立て過程で問題があったようだ」とし「国内牙山(アサン)工場で生産したソナタにはいかなる問題もない」と釈明した。

しかし今回のリコールは一部の車ではなく、一定期間内に生産された車全量が対象であるため、現代車の釈明は納得しがたいという指摘が出ている。
 ソナタ同好会と関連専門家によると、長期間(9カ月)生産したすべての車両をリコールしたのは単なる組み立ての問題ではなく、部品または設計の欠陥である可能性も排除できないということだ。

しかし現代車と政府は国内車に対する調査やリコールについて議論していない。
 ソナタ同好会のある関係者は「国内のソナタのステアリングも問題がないか点検するべきだ」と指摘した。

米高速道路交通安全局(NHTSA)側は先月、消費者から2件の苦情を受け、ソナタのステアリングについて予備調査をしていた。





ⓒ 中央日報/Joins.com から 2010.09.28 12:47:45
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133359&servcode=100&sectcode=110

【社説】現代車のリコール、品質経営を固める契機にすべき

現代(ヒョンデ)自動車が先日、米国で生産・販売中の新型ソナタ13万9500台をリコールすると発表したのは幸いだ。
 欠陥が見つかれば直ちに過ちを認めて是正することが、リコール危機を突破する最善の経営だ。
 また今回のリコールはステアリングの問題だ。
 ステアリングホイール(ハンドル)とステアリングシャフトが遮断され、方向調整がうまくできないという不具合だ。
 大事故につながるおそれがあるという点で、現代車の速かなリコールは望ましい。

にもかかわらず、現代車と韓国自動車産業の未来と関連して、いくつか注意すべき点がある。
 まず今回のリコールが新型ソナタですでに2度目という点が懸念される。
 年末から市販されたこの車は2月、ドアロックの不具合で約4万台をリコールした前例がある。
 さらに現代車グループの他の車種に対するリコールも今年に入って大きく増えた。
 系列会社の起亜(キア)車「モーニング」「ソウル」などでは燃料注油口のパイプ亀裂、配線溶接不良などの問題が発生した。

現代車グループは今、世界の自動車メーカーの中で最も好調だ。
 グローバル金融危機後に販売台数が増加した唯一の企業だ。
 今年は販売目標540万台を超過達成すると予想され、来年の販売目標も650万台から700万台以上に増やした。
 しかしこうした急速な成長が最近の相次ぐリコールと関係があるのではないかと懸念される。
  トヨタの前轍を踏んでいないだろうかという心配からだ。
 トヨタに問題が生じたのは、生産能力を大きく増やす中、品質経営と現場管理がそれに追いつかなかったためだ。

現代車のリコールもこうした理由なら、再来年700万台生産体制が整えば、さらに大きな問題が発生する可能性もある。
 今からでも700万台、それ以上の生産体制に適切な品質管理システムを整える必要がある。
 不足している部分があれば、急いで点検・補完しなければならない。
 もう一つ留意する点は国内で販売された新型ソナタにも同じ問題がないか徹底的に調べることだ。
 リコール発表後、国内の消費者からも不安の声が出ているからだ。





 東亜日報 SEPTEMBER 28, 2010 08:09
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010092872158

[社説]現代車リコール、「低落したトヨタ」を反面教師にすべきだ

 現代(ヒョンデ)自動車は、米アラバマ工場で昨年末から今月初頭にかけ、生産した新型ソナタ(YF)13万9500台のリコール(製品回収や無償修理)を決めた。
 11年型ソナタのハンドル作動の欠陥に関する2件の消費者苦情が寄せられ、米道路交通安全局が調査に乗り出すと、速やかにリコールを決定した。
 起亜(キア)車が「ソウル」や「ソレント」3万5000台のリコールに続き、米市場では今月だけでも現代(ヒョンデ)・起亜車の2度目のリコールだ。
 米国で人気が高かっただけに、大量のリコール事態が発生し、「安価で安全な車」というブランドイメージへの打撃が大きいのではないか気になる。

 現代車がハンドルの欠陥で、事故が起きる前にリコールを決定したのは、幸いなことだ。
 現代車は、大規模なリコールで消費者の信頼を失い、低落した日本のトヨタ自動車を教訓に、迅速にリコールを決定した。
 現代車はトヨタのように、消費者らの不満を無視したり、欠陥を隠す過ちを犯したりしてはならないだろう。
 昨年末に始まったトヨタのリコール事態も、加速ペダルの欠陥から始まったが、「車の欠陥ではなく、運転上の問題だ」と主張した挙句、大規模なリコール事態へと拡大し、危機を増大させた。

 新型ソナタは今年2月、米国での発売開始からまもなく、ドアロック装置の欠陥問題で、リコールを行った。
 現代車は当時、迅速なリコール措置で、品質問題へ拡大するのを防いだ。
 しかし、いくら小さな欠陥とはいえ、リコールが繰り返されれば、消費者の信頼は失わざるを得ない。

 現代・起亜車は08年以降、世界景気の低迷にも関わらず、世界市場シェアを拡大し、韓国自動車の存在感を高めた。
 今月、ロシア工場の完成により、658万台の生産体制になった現代・起亜車は12年、中国の3工場やブラジル工場が完成すれば、700万台のグローバル生産体制になる。
 生産量が急増すれば、納入下請け会社が生産納期にあわせようと、無理することになり、品質にも問題を生じかねない。
 現代車は、世界トップを目標に、無理に海外生産を増やし、調達部品をしっかり管理できず、危機を招いたトヨタの失敗を反面教師にしなければならない。

 金基文(キム・ギムン)中小企業中央会長は、トヨタ事態以降、「大手企業による単価の引き下げが続くことになれば、我が国でもトヨタ事態は十分起きかねない」と心配した。
 市場シェアを高めようとする現代車が、過度なコスト削減を行えば、部品の品質管理はずさんにならざるを得ない。
 今回のリコール事態の原因が、過度な生産量拡大から始まったものではないか、同時に確認しなければならないだろう。





International Business Times 2010年9月27日 23:56更新
http://jp.ibtimes.com/articles/10376/20100927/60862.htm

現代自動車、「ソナタ」14万台をリコール-米NHTSA

 韓国の自動車大手、現代自動車が米国で販売されたセダン「ソナタ」約14万台をリコール(回収・無償修理)することが明らかになった。
 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が26日に発表した。

 リコールの対象となるのは2011年モデルの「ソナタ」で、2009年12月から2010年9月に製造された車種。
 ハンドル操作が効きにくくなるか、出来なくなる恐れがあるという。

 NHTSAによると、ディーラーでは原因を精査し、パワーステアリングに関するソフトウェアのアップデートを行うという。

 現代自動車の傘下にある起亜自動車では今月初め、数車種での約8万6千台に上るリコールの責任を取り、最高経営責任者が辞任していた。

 「ソナタ」は、米国市場における現代自動車の2009年自動車販売台数のうち、約37%を占める主力車種である。
 同社の米国における2009年自動車販売総数は、前年比8.3%増加し、43万5,064台となっていた。
 市場シェアは2008年の3%から1.2ポイント上昇し、4.2%となっていた。






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リコール:品質管理徹底で「トヨタの二の舞い」回避を

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記事入力 : 2010/09/27 07:59:41
http://www.chosunonline.com/news/20100927000010

リコール:品質管理徹底で「トヨタの二の舞い」回避を

 現代自動車がトヨタのリコール騒動の二の舞いとならないためには、本社の品質管理基準を海外の生産現場に速やかに定着させるべきだ、との指摘が専門家の間から上がっている。
 また、現代自が米国でソナタの全車両リコールを発表したのは、トヨタから学んだ先手の対応だと受け止められている。

 LIG投資証券のチェ・ジュンヒョク研究員は
 「トヨタは、深刻な欠陥が見つかったのに、それを隠ぺいしようとした結果、リコール規模が増え、結局は世論の悪化につながった」
と指摘。
 これに対し、現代自は速やかな対応で、リコールによる影響を最小化することができるとした。

 しかし、品質管理で問題が表面化した点は問題だ。
 現代自の急速な成長モデルはトヨタと似ているだけに、トヨタのようなリコール騒動は避けられないからだ。

 昨年末に表面化したトヨタの大規模リコールは、予想されたことだと受け止められている。
 トヨタは今年までに年間1000万台の生産、世界首位を目標に掲げ、海外生産を急速に拡大したが、トヨタが得意とする徹底した品質管理が海外工場に定着しなかった。

 現代・起亜自は今月、ロシア工場の完成により、国内外合計で年間658万台の生産能力を備えた。
 2012年に完成する現代自中国第3工場、ブラジル工場が稼働すれば、生産能力は700万台を超えることになる。

 産業研究院(KIET)のイ・ハング機械産業チーム長は、
 「現代自の海外工場の品質管理体制を本社レベルまで引き上げなければならない」
と指摘した。

 トヨタと現代自はいずれも、プラットホーム共有、部品共用化・現地調達拡大、開発期間の短縮などを通じたコスト削減を進めてきた。
 コスト削減は避けられないことだが、品質管理に影響を与えない水準で見直しが求められるというのが専門家の見方だ。




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現代自、米国で新型ソナタ全量リコール

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● 朝鮮日報より




記事入力 : 2010/09/27 07:43:02
http://www.chosunonline.com/news/20100927000008
http://www.chosunonline.com/news/20100927000009

現代自、米国で新型ソナタ全量リコール

走行中のハンドル動作に問題

 現代自動車が米国で販売している新型ソナタYF14万台をリコールし、同社の品質管理に問題が生じているのではないか、という懸念の声が上がっている。

 米道路交通安全局(NHTSA)は26日(現地時間)、米アラバマ州の現代自動車工場で生産された2011年型ソナタ13万9500台について、ハンドル装置の欠陥でリコールすることになったと発表した。
 昨年12月 11日から今年9月10日までに生産された全車が対象となっており、これは米国で生産された新型ソナタのすべてに当たる。

■ユーザーからの2件の不満が全量リコールに

 NHTSAはソナタで2件、起亜自動車のソウルで1件、ハンドル装置の不具合についてユーザーから届けを受け、今年8月から現代・起亜自が米国で販売しているすべてのモデルを対象に、欠陥の有無について調べた。
 届けの件数は少なかったが、走行中にハンドル装置が思い通りに機能せず、車体を制御することができなくなる恐れがあることが確認され、この問題は深刻な状況を引き起こしかねないことから、NHTSAは直ちに対策に乗り出し、直後にソナタのリコールを決めた。

 現代・起亜自によると、ソウルは組み立て段階で走行の向きを調整するハンドル装置を締め付けるボルトに不具合が発生していたことが分かった。
 また、ソナタについて届けのあった2件のうち、1件はやはりハンドル装置の不具合で、騒音や振動が発生する。
 もう1件は組み立て段階での問題で、ハンドルとタイヤの連結がうまくいかないケースがあることが分かった。

 いずれも構造的な欠陥ではなく、組み立て段階での不良だという。
 現代自の関係者は「今回指摘された欠陥を持つ台数は10万台未満で、これが原因で事故が起こったという報告はない。
 10月中に迅速にリコールを行う」と説明している。

 今回は構造的な欠陥が原因で事故が発生したわけではないため、このリコールは、現代自の米国での販売全体に大きな影響はなさそうだ。
 しかしBMR コンサルティングのイ・ソンシン代表は、
 「低価格の割に品質に信頼性があるという現代自のブランドイメージに、悪影響が及ぶ可能性がある」
と指摘した。

■拡大戦略が品質不安のきっかけになる可能性も

 今回のソナタの大量リコールは、今後もさらに新たな品質問題が発生した場合に取り返しがつかなくなる可能性があるため、この点では非常に深刻といえるかもしれない。
 今年2月にも、米国での販売開始直後にドアロックの欠陥が明らかになったが、直ちにリコールを実施し、問題の拡大を防いだ。
 しかし今回も再びソナタの大量リコールが決まったことで、
 「新たな欠陥が表面化したらどうすればよいのか」
という不安も広まっている。

 現代・起亜自と取り引きのある複数の企業関係者は、最近になって品質問題が相次いで発生している理由について、
 「短期間に突然、大量に生産を拡大したため、品質管理能力が限界に達したからだ」
と分析する。

 現代・起亜自と取引のあるA社の関係者は、
 「最近、現代・起亜自では、新車を中心に当初の目標を50-100%ほど注文が上回っているため、下請けなどでは徹夜の作業が続き、従業員の疲労は極限に達している」
 「親会社(現代・起亜自)への納品が遅れて生産に支障が生じれば、巨額の罰金を支払わなければならないからだ」
と語る。

 最近は新車の生産台数が急増し、研究所、品質、生産技術、購買など社内の各担当部署の間では連携がうまくいかないケースも発生しており、互いに責任を転嫁するような状況も続いているという。
 この問題が影響して起亜自の鄭聖殷(チョン・ソンウン)副会長が突然更迭されたのに続き、先週は現代自の品質本部長であるキム・ヒョンジン専務も辞任した。
 ある内部関係者は、
 「生産と品質を担当する部署は、研究所によるチェックが不十分な部品の使用を強く求めるため、研究所で品質への確信が持てない部品を承認するケースが発生している」
と語った。

■トヨタの失敗を繰り返すな

 専門家はトヨタが最近になって大量リコールを行い、2000年以降の海外生産の急拡大に品質管理が追い付かなかったケースを指摘する。
 トヨタは 02年から08年までの6年間に生産台数が61%も急増したが、現代自も同じように、03年から09年までの6年間に68%生産が増えた。

 現代・起亜自の販売台数は、リーマン・ショックに伴う世界経済の不振の中でも、08年の418万台から昨年は464万台へと逆に増加し、今年の販売目標540万台も達成が確実とみられている。
 現代自の役員は、「今年は世界生産570万台も可能と予想しており、12年の販売目標も当初は650万台としていたが、今ではこれを700万台に上乗せしている」と語る。

 複数のアナリストも、現代・起亜自の急速な成長を予想している。
 現代自の先月の世界生産は31万6000台で、前年同期比で11%増となり、世界シェアも6%と過去最高を記録した。
 現代・起亜自全体のシェアも9.3%と過去最高だ。
 現代・起亜自の今月の韓国、米国、中国での販売台数も過去最高を記録するのは確実とみられている。

 しかしここで、トヨタが2000年から世界シェア15%、すなわち世界全体で7000万台の市場で、1000万台をトヨタ車で占めるという販売戦略が、最近になって大きな壁にぶち当たっていることを忘れてはならない、という指摘も相次いでいる。
 カトリック大学の金基燦(キム・ギチャン)教授は
 「最終的に行き過ぎた増産は品質管理の問題に直結し、品質面で問題が生じれば、現代自も一瞬にして崩壊する可能性がある」
と指摘した。




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現代自、ロシア工場で落成式


● 朝鮮日報より




記事入力 : 2010/09/24 08:00:41
http://www.chosunonline.com/news/20100924000007

現代自、ロシア工場で落成式

 現代自動車は21日、ロシア・サンクトペテルブルク工場の落成式を行った。
 ロシア工場は同社の海外生産拠点としては6カ所目となり、生産能力は年産15 万台。
 これにより、欧州地域での現地生産能力は同55万台、海外生産能力は全体で同205万台に拡大した。
 ロシア工場は来年1月からソラリスなどを同10 万台体制で生産し、2012年から15万台体制でフル稼働に入る予定だ。

 落成式に出席したロシアのプーチン首相は
 「ロシア工場は現代自の海外工場で最も良い結果を生み出すと確信している。ロシア政府はあらゆる支援を惜しまない」
と述べた。

 鄭夢九(チョン・モング)現代自グループ会長は「工事が無事終えることができうれしく思う」と述べた後、プーチン首相とともに同社の現地戦略車種となる小型車「ソラリス」(プロジェクト名・RBr)に乗り込んだ。
 同車種は新型ベルナをロシア市場向けに改良したものだ。
 運転席に座ったプーチン首相は、アクセルを踏み込み、約1分かけて工場内を一回りすると、親指を立てて満足感を示した。

 落成式前日からサンクトペテルブルク中心部は現代自の広告に覆われ、現地メディアも高い関心を見せた。
 最大の理由はプーチン首相自らが出席するからだった。
 予定よりも1時間40分遅れの午後2時40分に専用ヘリコプターで会場入りしたプーチン首相は、約20分間会場にとどまった。
 プーチン首相が直接出席したのは、ロシア政府が現地生産設備を持つ海外メーカーにさまざまな優遇策を適用するなど、自国の自動車産業育成に力を入れているためとみられる。
 また、現代自が工場を設置したサンクトペテルブルクがプーチン首相の故郷である点も関係がありそうだ。

 現代自のロシア工場は海外生産拠点としては6カ所目となり、生産能力は年産15万台。
 これにより、欧州地域での現地生産能力は同55万台、海外生産能力は全体で同205万台に拡大した。
 ロシア工場は来年1月からソラリスなどを同10万台体制で生産し、2012年から15万台体制でフル稼働に入る予定だ。

 ロシア工場は、敷地面積が200万平方メートル、建築面積が10万平方メートル。
 敷地内には現代モービス、現代ハイスコなどグループ系列企業があり、1次下請け会社の星宇ハイテク、平和バレオなど11社も工場から半径2キロ以内に位置している。
 工場の建設費は5億ドル(約420億円)で、生産設備の約70%は韓国で調達した。

 落成式にはこのほか、韓国の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官、ロシアのエリビラ・ナビウリナ経済発展相ら、現代自幹部らが出席した。




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「現代自、10年以内に世界4大メーカーに」


● 朝鮮日報より



記事入力 : 2010/09/23 09:57:28
http://www.chosunonline.com/news/20100923000021
http://www.chosunonline.com/news/20100923000022

「現代自、10年以内に世界4大メーカーに」

 「韓国の自動車産業は、世界的なメーカーの追従者となるか、あるいはグローバル業界をリードするかどうかの岐路に立っています」

 ソウル市江南区駅三洞のルネサンス・ホテルで8日に開かれた韓国自動車産業学会セミナーでは、今年で10周年を迎えた現代自動車グループのこれまでの成果を振り返り、「今後の課題」についてさまざまな意見が交わされた。

 韓国自動車産業学会の会長を務めるソウル大学の朱尤進(チュ・ウジン)教授は、
 「現代自はこれまでの10年間に、トヨタやフォルクスワーゲンと共に世界の自動車メーカー30社の中で最も成長した会社だ。すでに韓国自動車産業は、先進国を追従する時代を脱し、リードする時代に突入した」
と力説した。

■現代自グループ発足10周年…「追従か、リードか選択の時」

 これまで現代自は、米国や日本などの大手メーカーがさまざまな新技術や戦略を取り入れて市場をリードしていく中で、ひたすら傍観者として、収益性を検討した上で、一歩遅れて事業に進出する「ウェイト・アンド・シー」戦略を展開してきた。
 しかし今や、昨年の販売台数基準で世界第5位にまで浮上した上、2020年までに世界第3位の自動車グループとして成長するとの目標を掲げている。
 10年前と比べて規模そのものが大きく変わっただけに、今後は新しい戦略を駆使していかなければならない、と専門家たちは指摘する。

 まず、産業研究院の宋秉俊(ソン・ビョンジュン)院長は、
 「韓国自動車産業は世界市場をリードする者になるのか、あるいはこれまでの10年間に蓄えた技術力と資本力をベースに、以前よりも速いスピードでライバルの動向に追従する“迅速な追い手”となるかを選択しなければならない」
と話した。
 また、
 「最高経営者(CEO)は、革新と保守の間でバランスを取り、迅速な追い手として市場での地位を高めていかなければならない」
と忠告した。

 一方、愛知大学の李泰王(イ・テワン)教授は
 「今後、現代自が模範とすべき自動車メーカーは、もはや存在しない。
 2020年には現代自とトヨタ、フォルクスワーゲン、フォードが4大メーカーとして浮上するだろう」
と言葉に力を込めた。
 従って今は、リーダー的な立場で独創的な力を発揮しなければならないということだ。
 その例えとして、トヨタの経営陣が現在、現代自の成功について徹底的に研究しているほか、三菱など一部のメーカーは現代自の「10年、 10万マイル保証」などさまざまな戦略を取り入れている、と紹介した。

 また、
 「日本では、トヨタとホンダがハイブリッドカー競争で“ゼロサムゲーム”(どちらか一方が得をすれば、その一方が必ず損害を被ること)を演じている。
 しばらくは競争の舞台に立たず、適当な時期に総攻撃をかけるべきだ」
と提案した。

■新興市場にはリスクとチャンスが共存、官民協力で「スター・プレイヤー」の育成を

 こうした中、中国などの新興市場に力を入れて取り組む一方で、政府や学界と協力し、競争力を確保していかなければならない、との意見もある。

 中国・武漢大学のリ教授は、
 「中国市場で現代自の強みである価格競争力、品質、優れたデザインを維持し、若い消費者が文化的、感性的に共感できる自動車を今後も開発していくことができれば、引き続き成長していくことができるだろう」
 と話した。
 さらに
 「製品の独創性を育てていく一方で、中国など各国政府の環境配慮型自動車の普及政策に積極的に対応していかなければならない」
と、柔軟な姿勢を要求した。

 国民大学経営学部の柳智穂(ユ・ジス)教授は
 「今後、現代自は世界のリーダーとして飛躍していくために、融合技術を備えた大企業になると共に、優秀なエンジニアを育成していく必要性がある」
と締めくくった。




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起亜自、全世界で9万台リコール

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記事入力 : 2010/09/04 08:02:15
http://www.chosunonline.com/news/20100904000001

起亜自、全世界で9万台リコール

  起亜自動車は3日、配線の溶接不良で、ドア部分の室内灯が点灯せず、まれに火災が起きる恐れがあるとして、全世界で4車種、約9万台を対象としたリコール (回収・無償修理)を実施すると発表した。
 対象はソウル(SOUL)、ソレント、K7、モハビの4車種で、これまでにこの欠陥による事故や人命被害は報告 されていないという。

 韓国では4車種、1万8272台がリコール対象となる。
 韓国生産分の場合、ソウルは昨年9月17日から今年6月8 日までの生産分、ソレントとモハビは昨年9月1日から今年7月1日までの生産分、K7は昨年11月21 日から今年7月1日までの生産分が対象となる。
 このほか、米ジョージア工場で生産され、北米で販売された2011年型ソレント約1万1000台、中国で生 産・販売されたソウルが対象となる。

 起亜自は韓国、米国、ブラジルで当局にリコールを届け出たのに続き、欧州、中国でも同様の届け出を行った。同社は「できるだけ早期に是正措置を完了したい」と述べた。

 このほか、外電報道によると、米国ではソウルとソレントの計約3万5000台、ブラジルではソレントとモハビの計約1800台を対象にリコールが実施される。

 今回のリコール対象車種のうち、K7とモハビは全て韓国で生産され、ソウルは中国販売分が中国で、ソレントは北米販売分が米国でそれぞれ生産されている。




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現代・起亜自、米国でシェア過去最高に

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記事入力 : 2010/09/03 08:41:45
http://www.chosunonline.com/news/20100903000012

現代・起亜自、米国でシェア過去最高に

 現代・起亜自動車は、米国市場で8月のシェアが過去最高を記録した。
 市場調査会社のオートデータによると、同月の販売台数は現代自が前年同月比11%減の 5万3600台、起亜自が同19%減の3万2500台だった。
 販売台数はいずれも減少したが、減少幅は他社に比べ小さく、シェアは現代自が5.37%、起亜自が3.25%で合計8.62%となった。

 米自動車市場における各社の販売台数は、ビッグスリーではゼネラルモーターズ(GM)が同25%減、フォードが同11%減だったほか、トヨタが同34%減、ホンダが同33%減、日産が同27%減と日本勢の不振が目立った。

 現代自の新型ソナタ(YF)は米国で8月に2万1400台を売り上げ、前月を約3500台上回った
 販売台数ではトヨタ・カローラ(2万300 台)、日産アルティマ(1万8500台)を上回り、4位に浮上した。
 起亜自ソレントRは8月の販売台数が9038台となり、発売以来最高を記録した。




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起亜自、1万8000台でリコール

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記事入力 : 2010/09/02 09:19:59
http://www.chosunonline.com/news/20100902000022

起亜自、1万8000台でリコール

 国土海洋部は1日、起亜自動車がK7、ソウル(SOUL)、ソレントR、モハビの4車種でドアの配線溶接不良による不具合が見つかり、リコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。
 車内灯が点灯しなかったり、溶接部位が損傷したりする恐れがあることが理由。

 対象台数はK7が6744台、ソウルが5920台、ソレントRが4305台、モハビが1303台の計1万8272台で、昨年9月から今年7月の生産分。





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米政府、トヨタの次は現代自動車タタキか

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記事入力 : 2010/09/02 09:19:24
http://www.chosunonline.com/news/20100902000020
http://www.chosunonline.com/news/20100902000021

米政府、トヨタの次は現代自動車タタキか

 米道路交通安全局(NHTSA)は8月31日、起亜自動車のソウル(SOUL)に続き、現代自動車のソナタに対する欠陥調査に着手した。

 ソナタの欠陥調査は、米国の消費者二人がハンドル操作に苦情を訴えたのがきっかけだった。
 先に調査対象となったソウルの場合、消費者の苦情はたった1件だった。
 しかし、苦情ユーザーが動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画を掲載し、事態が急速に拡大した。

 米メディアは、ソウルとソナタのハンドル不良が、トヨタ・レクサスLSのパワーステアリング装置の欠陥と同様に電子制御上の問題ではないかと攻撃している。

 NHTSAは今回の調査について、消費者の苦情を受け、手続きに従い、欠陥の有無を確認する「予備調査」にすぎないと説明した。
 しかし、米政府がトヨタに続き、「現代自たたき」を始めたのではないかとの見方も聞かれる。
 現代・起亜自は「電子制御のような構造的な問題ではなく、単純な組み立て不良だ」と強調している。

たった2件の苦情で大規模調査

 NHTSAは、現代自が米現地で生産、販売した2011年型ソナタ1万6300台を対象にハンドルの欠陥に関する調査を行うとした。
 苦情2件はステアリングシャフトがハンドルから分離し、方向調整能力を失ったり、ステアリングシャフトとハンドルの連結が甘くなったりしたとの内容だった。
 苦情があった2台は、いずれも当月に生産された車で、
 走行距離は600マイル(約1000キロ)未満

だった。
 NHTSAはこれまでハンドルの問題による事故が起きたり、負傷者が出たりはしていないとしている。

 現代自米国法人の広報担当は
 「ソナタの顧客二人が代理店に苦情を寄せ、2台とも修理を行った。現代自は今回の調査に積極的に協力している」
と説明した。

 NHTSAはこれに先立ち、8月16日にも起亜自の2010年準中型クロスオーバー車「ソウル」にハンドル関連の苦情1件があったとして、5万1000台を対象に調査を実施していると発表した。
 これまでに事故の発生や負傷者はない。

 業界は、NHTSAがたった1件の苦情で大規模な欠陥調査に乗り出すのは異例との反応だ。
 2009年初めに発売されたソウルは、米高速道路安全保険協会(IIHS)から
 「最も安全な車
にも選ばれている。

■主力車種が調査対象に

 現代自のソナタと起亜自のソウルは、偶然にも両社の米国市場での主力車種だ。
 特にソナタは今年7月までに米国で10万8000台が売れ、現代自の米国での販売台数の46%を占める。
 現地生産のソナタとは異なり、韓国から輸出するソウルも7月だけで8000台が売れ、現地生産モデルのソレントに続き、起亜自の車種で2位の売れ行きを見せている。
 起亜自はソウルを戦略車種と位置付け、下半期に米国で月1万台以上の販売を目標としている。

 現代・起亜自は、構造的な欠陥ではなく、工場での組み立て過程で不良が発生した可能性が高いとみている。
 ソウルは組み立て過程でパワーステアリング装置のボルト部分に不良が起きていたことが分かった。
 ソナタの苦情2件のうち1件は、パワーステアリング装置の連結不良で騒音や振動が発生する問題、もう1件は組み立て不良でパワーステアリング装置との連結が外れる問題だと判明した。

 自動車業界関係者は「組み立て不良の発生そのものが、品質管理に問題が生じた証拠だ」と指摘した。
 現代・起亜自関係者は「深刻な安全上の欠陥によるリコール事案ではないと判断しているが、再発防止策を取りまとめている」と述べ、米当局による調査結果を見守っている。




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● 朝鮮日報より



★ 中央日報から:トヨタなら3-4年、韓国車は....

★ 「韓国の自動車市場は不公正」 フォードが全面広告

★ ソナタ星五つ、カムリ星三つ=NHTSA [10/14]

★ 中央日報から:「現代自はリコールしたがむしろ良い点数を得た」

★ 中央日報から:韓国車の安全度、世界レベルに

★ 中央日報から:今年の自動車リコール、過去5年間で最多 [10/04]

★ ルポ:ロシアで国民企業目指す現代自動車 [10/03]

サーチナニュースから:[09/29]

★  【社説】現代自、トヨタの二の舞いにならないために [09/28]

★ 中央日報から:東亜日報から:IBTimesから: [09/28]

★  リコール:品質管理徹底で「トヨタの二の舞い」回避を [09/27]

★  現代自、米国で新型ソナタ全量リコール [09/27]

★  現代自、ロシア工場で落成式 [09/24]

★  「現代自、10年以内に世界4大メーカーに」 [09/23]

★  起亜自、全世界で9万台リコール [09/04]

★  現代・起亜自、米国でシェア過去最高に [09/03]

★  起亜自、1万8000台でリコール [09/02]

★  米政府、トヨタの次は現代自動車タタキか [09/02]




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