2010年9月28日火曜日

現代自、ロシア工場で落成式


● 朝鮮日報より




記事入力 : 2010/09/24 08:00:41
http://www.chosunonline.com/news/20100924000007

現代自、ロシア工場で落成式

 現代自動車は21日、ロシア・サンクトペテルブルク工場の落成式を行った。
 ロシア工場は同社の海外生産拠点としては6カ所目となり、生産能力は年産15 万台。
 これにより、欧州地域での現地生産能力は同55万台、海外生産能力は全体で同205万台に拡大した。
 ロシア工場は来年1月からソラリスなどを同10 万台体制で生産し、2012年から15万台体制でフル稼働に入る予定だ。

 落成式に出席したロシアのプーチン首相は
 「ロシア工場は現代自の海外工場で最も良い結果を生み出すと確信している。ロシア政府はあらゆる支援を惜しまない」
と述べた。

 鄭夢九(チョン・モング)現代自グループ会長は「工事が無事終えることができうれしく思う」と述べた後、プーチン首相とともに同社の現地戦略車種となる小型車「ソラリス」(プロジェクト名・RBr)に乗り込んだ。
 同車種は新型ベルナをロシア市場向けに改良したものだ。
 運転席に座ったプーチン首相は、アクセルを踏み込み、約1分かけて工場内を一回りすると、親指を立てて満足感を示した。

 落成式前日からサンクトペテルブルク中心部は現代自の広告に覆われ、現地メディアも高い関心を見せた。
 最大の理由はプーチン首相自らが出席するからだった。
 予定よりも1時間40分遅れの午後2時40分に専用ヘリコプターで会場入りしたプーチン首相は、約20分間会場にとどまった。
 プーチン首相が直接出席したのは、ロシア政府が現地生産設備を持つ海外メーカーにさまざまな優遇策を適用するなど、自国の自動車産業育成に力を入れているためとみられる。
 また、現代自が工場を設置したサンクトペテルブルクがプーチン首相の故郷である点も関係がありそうだ。

 現代自のロシア工場は海外生産拠点としては6カ所目となり、生産能力は年産15万台。
 これにより、欧州地域での現地生産能力は同55万台、海外生産能力は全体で同205万台に拡大した。
 ロシア工場は来年1月からソラリスなどを同10万台体制で生産し、2012年から15万台体制でフル稼働に入る予定だ。

 ロシア工場は、敷地面積が200万平方メートル、建築面積が10万平方メートル。
 敷地内には現代モービス、現代ハイスコなどグループ系列企業があり、1次下請け会社の星宇ハイテク、平和バレオなど11社も工場から半径2キロ以内に位置している。
 工場の建設費は5億ドル(約420億円)で、生産設備の約70%は韓国で調達した。

 落成式にはこのほか、韓国の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官、ロシアのエリビラ・ナビウリナ経済発展相ら、現代自幹部らが出席した。




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