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記事入力 : 2010/09/27 07:59:41
http://www.chosunonline.com/news/20100927000010
リコール:品質管理徹底で「トヨタの二の舞い」回避を
現代自動車がトヨタのリコール騒動の二の舞いとならないためには、本社の品質管理基準を海外の生産現場に速やかに定着させるべきだ、との指摘が専門家の間から上がっている。
また、現代自が米国でソナタの全車両リコールを発表したのは、トヨタから学んだ先手の対応だと受け止められている。
LIG投資証券のチェ・ジュンヒョク研究員は
「トヨタは、深刻な欠陥が見つかったのに、それを隠ぺいしようとした結果、リコール規模が増え、結局は世論の悪化につながった」
と指摘。
これに対し、現代自は速やかな対応で、リコールによる影響を最小化することができるとした。
しかし、品質管理で問題が表面化した点は問題だ。
現代自の急速な成長モデルはトヨタと似ているだけに、トヨタのようなリコール騒動は避けられないからだ。
昨年末に表面化したトヨタの大規模リコールは、予想されたことだと受け止められている。
トヨタは今年までに年間1000万台の生産、世界首位を目標に掲げ、海外生産を急速に拡大したが、トヨタが得意とする徹底した品質管理が海外工場に定着しなかった。
現代・起亜自は今月、ロシア工場の完成により、国内外合計で年間658万台の生産能力を備えた。
2012年に完成する現代自中国第3工場、ブラジル工場が稼働すれば、生産能力は700万台を超えることになる。
産業研究院(KIET)のイ・ハング機械産業チーム長は、
「現代自の海外工場の品質管理体制を本社レベルまで引き上げなければならない」
と指摘した。
トヨタと現代自はいずれも、プラットホーム共有、部品共用化・現地調達拡大、開発期間の短縮などを通じたコスト削減を進めてきた。
コスト削減は避けられないことだが、品質管理に影響を与えない水準で見直しが求められるというのが専門家の見方だ。
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