2010年9月28日火曜日

中央日報から:東亜日報から:IBTimesから

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ⓒ 中央日報/Joins.com から 2010.09.28 08:19:53
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133344&servcode=300

現代車「ソナタ」 なぜ韓国ではリコールしない?

現代(ヒョンデ)自動車が米国で生産した2011年型YFソナタのステアリング問題で大規模リコールを決めたが、同じ部品を使用した国内車はリコールせず、消費者が疑問を抱いている。

現代車は昨年12月11日から今年9月10日までアラバマ工場で生産した「ソナタ」13万9500台全量をリコールした。
 理由はステアリングホイール(ハンドル)とステアリングシャフトが切断され、方向が調整されないという問題が見つかったからだ。
 問題になった部品は現代モービス浦升(ポスン)工場(京畿道平沢所在)で生産し、アラバマ工場に輸送されたものだ。

今回の米国リコール車と同じ現代モービス浦升工場のステアリングを搭載した国内車は、今年6月から生産・販売された2011年型ソナタ2.0(約1万6300台)と昨年11月から生産したソナタ2.4GDI(約3000台)。起亜(キア)車「K5」も同じステアリングを使用している。

これについて現代車の関係者は「部品の欠陥ではなくアラバマ工場の組み立て過程で問題があったようだ」とし「国内牙山(アサン)工場で生産したソナタにはいかなる問題もない」と釈明した。

しかし今回のリコールは一部の車ではなく、一定期間内に生産された車全量が対象であるため、現代車の釈明は納得しがたいという指摘が出ている。
 ソナタ同好会と関連専門家によると、長期間(9カ月)生産したすべての車両をリコールしたのは単なる組み立ての問題ではなく、部品または設計の欠陥である可能性も排除できないということだ。

しかし現代車と政府は国内車に対する調査やリコールについて議論していない。
 ソナタ同好会のある関係者は「国内のソナタのステアリングも問題がないか点検するべきだ」と指摘した。

米高速道路交通安全局(NHTSA)側は先月、消費者から2件の苦情を受け、ソナタのステアリングについて予備調査をしていた。





ⓒ 中央日報/Joins.com から 2010.09.28 12:47:45
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=133359&servcode=100&sectcode=110

【社説】現代車のリコール、品質経営を固める契機にすべき

現代(ヒョンデ)自動車が先日、米国で生産・販売中の新型ソナタ13万9500台をリコールすると発表したのは幸いだ。
 欠陥が見つかれば直ちに過ちを認めて是正することが、リコール危機を突破する最善の経営だ。
 また今回のリコールはステアリングの問題だ。
 ステアリングホイール(ハンドル)とステアリングシャフトが遮断され、方向調整がうまくできないという不具合だ。
 大事故につながるおそれがあるという点で、現代車の速かなリコールは望ましい。

にもかかわらず、現代車と韓国自動車産業の未来と関連して、いくつか注意すべき点がある。
 まず今回のリコールが新型ソナタですでに2度目という点が懸念される。
 年末から市販されたこの車は2月、ドアロックの不具合で約4万台をリコールした前例がある。
 さらに現代車グループの他の車種に対するリコールも今年に入って大きく増えた。
 系列会社の起亜(キア)車「モーニング」「ソウル」などでは燃料注油口のパイプ亀裂、配線溶接不良などの問題が発生した。

現代車グループは今、世界の自動車メーカーの中で最も好調だ。
 グローバル金融危機後に販売台数が増加した唯一の企業だ。
 今年は販売目標540万台を超過達成すると予想され、来年の販売目標も650万台から700万台以上に増やした。
 しかしこうした急速な成長が最近の相次ぐリコールと関係があるのではないかと懸念される。
  トヨタの前轍を踏んでいないだろうかという心配からだ。
 トヨタに問題が生じたのは、生産能力を大きく増やす中、品質経営と現場管理がそれに追いつかなかったためだ。

現代車のリコールもこうした理由なら、再来年700万台生産体制が整えば、さらに大きな問題が発生する可能性もある。
 今からでも700万台、それ以上の生産体制に適切な品質管理システムを整える必要がある。
 不足している部分があれば、急いで点検・補完しなければならない。
 もう一つ留意する点は国内で販売された新型ソナタにも同じ問題がないか徹底的に調べることだ。
 リコール発表後、国内の消費者からも不安の声が出ているからだ。





 東亜日報 SEPTEMBER 28, 2010 08:09
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010092872158

[社説]現代車リコール、「低落したトヨタ」を反面教師にすべきだ

 現代(ヒョンデ)自動車は、米アラバマ工場で昨年末から今月初頭にかけ、生産した新型ソナタ(YF)13万9500台のリコール(製品回収や無償修理)を決めた。
 11年型ソナタのハンドル作動の欠陥に関する2件の消費者苦情が寄せられ、米道路交通安全局が調査に乗り出すと、速やかにリコールを決定した。
 起亜(キア)車が「ソウル」や「ソレント」3万5000台のリコールに続き、米市場では今月だけでも現代(ヒョンデ)・起亜車の2度目のリコールだ。
 米国で人気が高かっただけに、大量のリコール事態が発生し、「安価で安全な車」というブランドイメージへの打撃が大きいのではないか気になる。

 現代車がハンドルの欠陥で、事故が起きる前にリコールを決定したのは、幸いなことだ。
 現代車は、大規模なリコールで消費者の信頼を失い、低落した日本のトヨタ自動車を教訓に、迅速にリコールを決定した。
 現代車はトヨタのように、消費者らの不満を無視したり、欠陥を隠す過ちを犯したりしてはならないだろう。
 昨年末に始まったトヨタのリコール事態も、加速ペダルの欠陥から始まったが、「車の欠陥ではなく、運転上の問題だ」と主張した挙句、大規模なリコール事態へと拡大し、危機を増大させた。

 新型ソナタは今年2月、米国での発売開始からまもなく、ドアロック装置の欠陥問題で、リコールを行った。
 現代車は当時、迅速なリコール措置で、品質問題へ拡大するのを防いだ。
 しかし、いくら小さな欠陥とはいえ、リコールが繰り返されれば、消費者の信頼は失わざるを得ない。

 現代・起亜車は08年以降、世界景気の低迷にも関わらず、世界市場シェアを拡大し、韓国自動車の存在感を高めた。
 今月、ロシア工場の完成により、658万台の生産体制になった現代・起亜車は12年、中国の3工場やブラジル工場が完成すれば、700万台のグローバル生産体制になる。
 生産量が急増すれば、納入下請け会社が生産納期にあわせようと、無理することになり、品質にも問題を生じかねない。
 現代車は、世界トップを目標に、無理に海外生産を増やし、調達部品をしっかり管理できず、危機を招いたトヨタの失敗を反面教師にしなければならない。

 金基文(キム・ギムン)中小企業中央会長は、トヨタ事態以降、「大手企業による単価の引き下げが続くことになれば、我が国でもトヨタ事態は十分起きかねない」と心配した。
 市場シェアを高めようとする現代車が、過度なコスト削減を行えば、部品の品質管理はずさんにならざるを得ない。
 今回のリコール事態の原因が、過度な生産量拡大から始まったものではないか、同時に確認しなければならないだろう。





International Business Times 2010年9月27日 23:56更新
http://jp.ibtimes.com/articles/10376/20100927/60862.htm

現代自動車、「ソナタ」14万台をリコール-米NHTSA

 韓国の自動車大手、現代自動車が米国で販売されたセダン「ソナタ」約14万台をリコール(回収・無償修理)することが明らかになった。
 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が26日に発表した。

 リコールの対象となるのは2011年モデルの「ソナタ」で、2009年12月から2010年9月に製造された車種。
 ハンドル操作が効きにくくなるか、出来なくなる恐れがあるという。

 NHTSAによると、ディーラーでは原因を精査し、パワーステアリングに関するソフトウェアのアップデートを行うという。

 現代自動車の傘下にある起亜自動車では今月初め、数車種での約8万6千台に上るリコールの責任を取り、最高経営責任者が辞任していた。

 「ソナタ」は、米国市場における現代自動車の2009年自動車販売台数のうち、約37%を占める主力車種である。
 同社の米国における2009年自動車販売総数は、前年比8.3%増加し、43万5,064台となっていた。
 市場シェアは2008年の3%から1.2ポイント上昇し、4.2%となっていた。






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