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記事入力 : 2010/09/02 09:19:24
http://www.chosunonline.com/news/20100902000020
http://www.chosunonline.com/news/20100902000021
米政府、トヨタの次は現代自動車タタキか
米道路交通安全局(NHTSA)は8月31日、起亜自動車のソウル(SOUL)に続き、現代自動車のソナタに対する欠陥調査に着手した。
ソナタの欠陥調査は、米国の消費者二人がハンドル操作に苦情を訴えたのがきっかけだった。
先に調査対象となったソウルの場合、消費者の苦情はたった1件だった。
しかし、苦情ユーザーが動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画を掲載し、事態が急速に拡大した。
米メディアは、ソウルとソナタのハンドル不良が、トヨタ・レクサスLSのパワーステアリング装置の欠陥と同様に電子制御上の問題ではないかと攻撃している。
NHTSAは今回の調査について、消費者の苦情を受け、手続きに従い、欠陥の有無を確認する「予備調査」にすぎないと説明した。
しかし、米政府がトヨタに続き、「現代自たたき」を始めたのではないかとの見方も聞かれる。
現代・起亜自は「電子制御のような構造的な問題ではなく、単純な組み立て不良だ」と強調している。
■たった2件の苦情で大規模調査
NHTSAは、現代自が米現地で生産、販売した2011年型ソナタ1万6300台を対象にハンドルの欠陥に関する調査を行うとした。
苦情2件はステアリングシャフトがハンドルから分離し、方向調整能力を失ったり、ステアリングシャフトとハンドルの連結が甘くなったりしたとの内容だった。
苦情があった2台は、いずれも当月に生産された車で、
走行距離は600マイル(約1000キロ)未満
だった。
NHTSAはこれまでハンドルの問題による事故が起きたり、負傷者が出たりはしていないとしている。
現代自米国法人の広報担当は
「ソナタの顧客二人が代理店に苦情を寄せ、2台とも修理を行った。現代自は今回の調査に積極的に協力している」
と説明した。
NHTSAはこれに先立ち、8月16日にも起亜自の2010年準中型クロスオーバー車「ソウル」にハンドル関連の苦情1件があったとして、5万1000台を対象に調査を実施していると発表した。
これまでに事故の発生や負傷者はない。
業界は、NHTSAがたった1件の苦情で大規模な欠陥調査に乗り出すのは異例との反応だ。
2009年初めに発売されたソウルは、米高速道路安全保険協会(IIHS)から
「最も安全な車」
にも選ばれている。
■主力車種が調査対象に
現代自のソナタと起亜自のソウルは、偶然にも両社の米国市場での主力車種だ。
特にソナタは今年7月までに米国で10万8000台が売れ、現代自の米国での販売台数の46%を占める。
現地生産のソナタとは異なり、韓国から輸出するソウルも7月だけで8000台が売れ、現地生産モデルのソレントに続き、起亜自の車種で2位の売れ行きを見せている。
起亜自はソウルを戦略車種と位置付け、下半期に米国で月1万台以上の販売を目標としている。
現代・起亜自は、構造的な欠陥ではなく、工場での組み立て過程で不良が発生した可能性が高いとみている。
ソウルは組み立て過程でパワーステアリング装置のボルト部分に不良が起きていたことが分かった。
ソナタの苦情2件のうち1件は、パワーステアリング装置の連結不良で騒音や振動が発生する問題、もう1件は組み立て不良でパワーステアリング装置との連結が外れる問題だと判明した。
自動車業界関係者は「組み立て不良の発生そのものが、品質管理に問題が生じた証拠だ」と指摘した。
現代・起亜自関係者は「深刻な安全上の欠陥によるリコール事案ではないと判断しているが、再発防止策を取りまとめている」と述べ、米当局による調査結果を見守っている。
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